私は70歳になることを契機に、35年前に創業した会社を学習塾の最大手栄光ゼミナールグループに譲渡致しました。今は週の大半を鎌倉のマンションから海を眺めながら過ごし、思い描いた通りの老後を過ごして居ります。
しかしながら、閑居のつれづれに日本の将来を頭の中でシナリオライティングしますと、鎌倉の海や空の彼方に暗雲が垂れこめているのが見えます。散歩道にある光明寺の前に日蓮の立像がありますが、右手に経典を握り、左手を海に差し出し、厳しい眼で、「国難来る!」と警告しています。
豊洲の盛り土、東京オリンピックの箱物問題に始まり「森友学園」、「加計問題」などは、同じ病根から出た瘡腫です。
国家を支える組織・システムは時の経過と共に本来の目的を外れ、国や国民のために仕えるのではなく、組織や自己の利益を優先して行動します。一党長期支配のもとでは国家の組織は弛緩し、国民のための政治や行政を行わなくなります。民主党に政権が移り、野党に回ったときは自民党も自粛していましたが、最近は慢心して更にひどい状況になっています。政権交代の可能性がなければ、緊張感が失われます。
大きく変動する現代、政治が変わり、今、余力があるうちに日本が変わらなければ、子どもたちには洋々たる未来はなく、多くの老人は生活苦を迎えるでしょう。
私は、政治活動とは無縁の一老人ですが、つれづれなるままに感じたことをブログにアップすることに致しました。
なお、子育て・教育に関する意見は https://www.子育てひろば.com/ を御覧下さい。